この記事は、社内の備忘録として運用していたblogからの転載。
顧客のデータを管理するために、社内用の顧客管理WEBシステムとして開発。
社内のマスターPCにxamppをインストールし、簡易にwebサーバー化。
そこに、この顧客管理WEBシステムを置く。
この場合、マスターPCへのアクセスはIPアドレスでアクセスすればよいのだけれど、なんとなく覚えにくいため、ドメインでアクセスすることに。
サーバー側の設定だけでなく、クライアント側(接続する側)のPCに設定が必要になる。
新しい社員が増えて、PCが増えるたびにPCに設定しなければならないのは面倒だけど、まぁ、いっか。
他のデメリットとしては、設定したドメインが実際にあった場合、そのドメインにはそのPCからアクセスできないようになる。
いざ設定
前提条件
■DNSサーバーは立てない
■XAMPPでの環境の場合
■ドメインを仮に「example.com」とする
■サーバーのIPアドレスを仮に「xxx.xxx.xxx.xxx」とする
■example.comのドキュメントルートを「C:/xampp/htdocs/example.com/」とする
■ログはデフォルトの「C:/xampp/apache/logs/」にドメイン名-○○○.log(example.com-access.log)として保存
サーバー側apacheの設定
xampp/apache/conf/extra/httpd-vhosts.conf
を編集
以下を追加
DocumentRoot “C:/xampp/htdocs/example.com/”
ServerName example.com
ErrorLog “logs/example.com-error.log”
CustomLog “logs/example.com-access.log” combined
AllowOverride All
order deny,allow
allow from ALL
以上でapacheの設定は完了。
apacheを再起動しておく。
クライアント側の設定
次に、クライアントPCそれぞれにドメインでアクセスできるよう設定を行う
クライアントがwindowsの場合だいたい下記のような場所にあろうhostsファイルを触る。
C:/Windows/system32/drivers/etc/hosts
macの場合は
/private/etc/hosts
(finderの移動、フォルダへ移動、/private/etc/で移動した先のhostsファイル)
を編集
xxx.xxx.xxx.xxx example.com
を追加。
example.comはIPアドレスxxx.xxx.xxx.xxxですよ~という設定。
保存して完了。
以上で、example.comでアクセスできるようになる。
備考
上記作業を行って、社内のファイルサーバーとして利用しているtera stationをドキュメントルートに設定した。
最も重要なデータベースのデータについては、
面倒なので、サーバー機のmysql/data/フォルダと、tera stationのフォルダを同期することでデータを守ることにした。
tera stationの設定画面で共有フォルダを新しく作って、「NAS Navigator2」を使って同期化。
2021年現在は、Dropboxなどのオンラインストレージの容量が安く充実しているので、ローカルサーバーのドキュメントルートをDropboxに設定しています。
※2009年ころに書いた備忘録。2021年現在も問題なく動作。
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